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吾輩はチャコである

吾輩はチャコ。

吾輩は雌、柴犬系の雑種。

吾輩は1994年6月に生まれたらしい。

このとき名前はまだないんだけど、
じきに“チャコ”という名前をもらった。
語源は…なんだっけ?


吾輩は工場の敷地内で生まれたが、
工場に勤める家の友達の家に引っ越した。

その家での最初の日は、
どこに連れてかれるのか
緊張しまくっちゃって、
恥ずかしながら、
絨毯の上で失禁をしちゃった。

その家は両親と、子供が3人。
子供の1番上の兄はErnestoと言うらしい。

子供たちは、夕の散歩で河川敷の芝生で吾輩をよく走らせた。

兄は球を棒きれで遠くへ飛ばし、吾輩が球をとってきた。

兄は球を返してもらうつもりで
手を広げて待っているが、
そう簡単に渡しませんよーだ。
兄の横を華麗に通り過ぎました。

吾輩の首輪にひもをつなげたくて追いかけてくる時も逃げた。
もう少し遊びたいもんねー。

しばらくすると、兄も餌で釣っておびき寄せる作戦に出た。
吾輩は目の前にチーズやパンや煮干しがあると、我を忘れる癖がある。
あっという間につながれて散歩の時間はおしまい。
この癖はいつまで経っても治らなかったな。


しばらくすると、兄は制服を身にまとうようになった。
そのころから、「部活」と言っては一緒に出掛けてくれなくなった。

それでも3年くらいは週末、一緒に散歩したかな。

家でつながれている時は暇だった。
他の散歩の犬が通ると我が家を守るため、吠えた。
しばらくすると、「あいつは襲ってこない」ってわかってくる。
襲ってこなくてもいいや、とりあえず吠えた。


その後の兄は、丸坊主になって真っ黒に日焼けして、
ギラギラしたバッグを持って朝から晩まで出かけるようになった。
ますます吾輩と散歩に行かなくなったかな。
成犬まっ盛りだったのに。

そのころから、子供たちとの散歩の頻度が減り、
お父さんとが多くなってきた。

あれあれ、「世話するから犬飼いたい」って
親子で約束してたの知ってるんだけどな~。

その後、兄は5年くらい、たまにしか帰ってこない生活が続いた。
どうもナゴヤとかメキシコというところに行っているらしい。
だからそんなに帰ってこないんだって。

…ところで、ナゴヤとかメキシコって、食えるの?


でも、帰った時には最高に尻尾を振って迎えた。
兄は毎回
「おー、よく覚えていたなー」
とか言っていたけど、馬鹿にしなさんな。

そんなこんなしてるうちに、
吾輩も、かなり老いてきたなぁ。
走るのより歩くほうが好きになってきた。
ハリやツヤよりもシワやタルミの方が気になってきた。

兄は我が家に住むようになったけど
朝早く出て、夜遅く帰ってくる毎日、
そんなに構ってくれないや。
なんでもトウキョウに勤めているらしい。
週末くらいはちょっとはじゃれあったかな。

吾輩もそんなに元気がなくなってきたから
朝の見送りと帰りのお迎えは元気のあるときだけ。

そうそう、痴呆が激しくなってきたのもこの頃から。
つい間違えて、自分の足を食べようとしちゃったっけ。
「取りあえずいつでも吠えとけー」ともなってきた。

兄は、どうもペルーってところへ行くらしい。
寒かったから丸まっていたけど背中でちゃんと聞いてたよ。
頑張ってきなよ。

吾輩は、自分の足を食べようとしてからは上手く歩けなくもなった。
痴呆も一段と激しくなり、夜泣きも激しくなった。
一人で飯も食えなく、水も飲めなくなっちゃった。
家族の人たちが1日何回も様子を
見に来てくれて頑張って支えてくれたよ。

兄が少しだけ帰ってくるって。
よかったー、間に合った。
ちゃんと別れのあいさつ言えるね。
最後にあえて良かったよ。
ペルーでも頑張るんだよ。
じゃーね。

…ところで、ペルーって食えるの?


       -完-




3月16日朝、Ernestoの実家の犬、チャコが逝きました。

15回も日本の暑い夏を超えてErnestoの家族と過ごしてくれました。

私Ernestoは大学や海外での生活のため、
なかなか一緒に過ごす時間が比べて少なかったですが、
それでも「家族の一員」が逝くという悲しさに襲われています。

上の心の描写は、私が勝手に書いたものですが、
実際でも、忠実なかわいい犬であったと思います。


偶然にも一時帰国で逝く2週間前に会えました。

とても、悲しいですが、最後に会えてよかった。

実際、痴呆が激しくなってからは辛かったかもしれません。
でも、頑張ってここまでよく生きてくれました。

彼女の存在や生きざまはErnestoの家族の
胸に深く深く刻まれたことでしょう。


チャコに感謝と労いの意を表しつつ。
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非公開コメント

吾輩もチャコである

良い文章だね。

読んで得したって思えたよ。

ご冥福をお祈り申し上げます。

Re: 吾輩はチャコである

↑我輩もチャコ・・・(笑)
笑うところじゃないけどおもしろい。

犬は家族の一員だよねー。
いつか終わりがくるってわかっていてもやっぱりお別れは悲しい。
一時帰国はもしかしたら、チャコが最期に呼んだのかもね。
会えてよかった。

我が家の番犬も今16歳だそうで、痴呆(認知症)が進んでる。
目、耳、嗅覚も衰えてる。
たぶんすぐ全てを忘れちゃうんだろうけど、1日のうち1回でも幸せな気分でいてくれるよう、
ムツゴロウさんしに行ってます。

ギラギラしたバッグって何???

Re: 吾輩はチャコである

うわぁ…、辛いねぇ…。
うちのチビたんはまだ2歳とかだから、
順調に行けばまだ帰ってからも生きていてくれてるとは思うけど、
辛いねぇ…。犬いるから分かるよ…。
しかも数日前にハチ公(リチャード・ギア版)見ちゃったんだよねぇ。
ワンコはね、本当に可愛いよね…。
でも、可愛がってもらえてたようで、チャコちゃんは幸せだったね!

きくちゃん

でた、チャコ住民。
チャコペッカリーを牡丹鍋に
するのが俺の将来の目標です。

ご冥福をお祈りします。

84(はっしー)さん

寿命を考えると、犬の方が大抵人より
早く死んじゃうのがなんとも悲しいですよね。

番犬殿も、うちのチャコと同じような状況じゃないですか~。
きっとムツゴロウされて幸せな日々でしょう。

ギラギラしたバッグじゃわからなかったか!!
高校生で丸坊主で日焼けした人が
毎日持っているものと言えば?


野球バッグでしたー。

Megmilkさん

成長とか見守る、楽しい時ですね~。
帰ったときとかにおそらく覚えてくれてたりして、
すごくうれしい瞬間ですよね。

犬は家族の一員として、愛される存在ですよね。
犬は過去や未来のことをしみじみ思うことはないですけど
仮にできたとして「良い人生送ったなあ」
って思ってほしいものですよね。

Re: 吾輩はチャコである

しくしく;(  チャコに会いたい!

ひつじちゃん

チャコはよく生きたよ!!
目いっぱい生きた。
ひつじちゃんも負けるなよ!!

Re: 吾輩はチャコである

実家のチョコ(チワワ・享年14歳)が逝ったときのことを思い出し、うっかり涙してしまったよ。。
遊んであげられなくても、かまってあげられなくても、犬は家族のことをずって好きでいるんだって!何かの本で読んだ。だからチャコもきみが好きだったよ。

anriちゃん

一文字違い。
飼い犬の死は辛いですよね…。

はい、幸せな人生送れた。
と、残された家族は信じています。

犬って忠実でかしこいですよね~。
プロフィール

Ernesto

Author:Ernesto
――――――――――――

「世界の子供たちに笑顔を」

これが私のライフワーク。

メール:
purosunao#yahoo.co.jp
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