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インフラ整備プロジェクト

今回は「インフラ整備プロジェクト」について。


村落開発普及員、いや、青年海外協力隊員の活動は、
一般的にソフト面がかなりの割合を占めていると思います。

機械や設備など物理的なものをポンって用意するものではなく、
機械や設備、環境など、既存の物理的なものを如何に
最善の方法でそこの人たちに使ってもらうか考えて
その情報を使ったり広めていったりすることが、
多くの青年海外協力隊の活動の主であるべきだと思っています。

ハード面の主役は有償・無償資金援助に任せるとして、
協力隊員はその国の人たちと直接顔を合わせてともに
出来ることを優先してやっていきたいと思っています。





でも、それでも、「インフラ整備プロジェクト」です。



インフラなんて、どうみてもハード面。
ソフトのひとかけらもありません。


実はこれ、そもそものカウンターパートの求めるところでした。

赴任した初日にはっきり「期待するところ」として言われています。

赴任して間もないとある日には
カウンターパートにだだっ広い荒野へ連れていかれて
「日本政府はここに何か投資できないか」
と聞かれました。

また、彼は私を集落に連れて行っては
「ここには下水道が無い」
「電気が通っていない」
「保健センターが無い」
「道路舗装が無い」
と何かを訴える眼で説明してくれました。

彼が住民たちに私のことを説明する時も
「彼は日本政府のボランティアで、支援するために来た」
としていました。
この「支援」という言葉の前に初めのころは頻繁に
「投資」だとか「経済的」といった言葉が付いていました。
今でも住民からは私の顔を見て
「道路作ってくれ」「保健センター作ってくれ」と声をかけます。


これは協力隊に対する大いなる誤解であったと思います。
派遣受入=ハード面の支援
という図式がカウンターパートの中にあった。
「派遣に際してJICA事務所から十分説明あっただろうに…」
とも思いますが、固定観念から抜け出すまでには至らなかったようです。


正直、協力隊として直接ハード用に与えられる予算はかなり低いと思います。
少なくとも道路や下水道を…というレベルではない。
これは、上述のように、そもそも協力隊の活動は
ソフト面が中心であるべきだからだと理解しています。


しかし、要請でははっきりと「ハード」とのこと。

協力隊の「あるべき論・そもそも論」はもはや通じません。


ハード面を行うべく選択肢を探してみると…
協力隊の制度とは別に、外務省に
「草の根・人間の安全保障無償資金協力」
というものがあります。

これは、地方公共団体などに対して在外公館が
「人間の安全保障」に関するプロジェクトに資金協力を行うものです。

協力隊として、ハード面を行うとしたら、恐らくこの制度を使い、
市役所と在外公館を結ぶ懸け橋となる役割位だと思います。


具体的には
①ニーズの調査(本当に欲されているものは何か?)
②人間開発部内の観察(書類等滞りなく出せるか?)
をしていきたいと思います。


これに関しては、焦るものでは無く、
2年のうちのどこかで出来ればいいやと思っています。
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No title

ハードを達成させるソフトになることも協力隊の役割のひとつちゃう?
エルネストおれへんかったら草の根の「く」の字もそこでは出えへんやったやろうから。

この前のエルネストの日記見て、最近俺も
もしかしたら俺のことなんできたかわかってへんのちゃう?
俺の場合要請出したの誰やってんやろう...
って考えるようになって、昨日カウンターパートとかjefaと会議したでー。スゲーわかってくれて、おかげで前に進みそうやわ。
ありがとう。

イサオ

うん、イサオの言う通り。
ハードのためのソフトでもいいと思う。

問題は、口をあけて母鳥が持ってくる餌を待つ小鳥が如く
カウンターパートが協力隊呼べばハードがポンってできる
としか思っていないことなんだよね。
もともと草の根だけを見たことがあった人だからw
彼はソフト面なんか、ほんとどうでもいいと思ってる。

何事もコミュニケーションが大切ってこっちゃね。

No title

ハード面、こちらエクアドルの人は「プロジェクト」という
言葉が好きです。「で、りんは何のプロジェクトをやるの?」と
住民からも知り合いからも聞かれるよ。これから調査して
皆で決めたいけど、お金はたいしてないと答えてるけど、
理解できないみたい。

ここのインディヘナは援助慣れしてて、しかもハード面
ばかりの援助。パソコン、建物、薬、灌漑用水路、
なんでももらってばかり、でも薬を必要としないための
予防策は誰も教えてない。パソコンの使い方だってわからない。
一部に援助が集中している。

すなおくんは役所勤めだから、ハード面のお仕事も
多いに良いと思うけど、私の任地はコミュニティ。
援助の偏りを自分はしたくないから、ソフト面で
頑張るつもりです。

ってかJICAも要請来た時にちゃんと説明してほしいね。
私の村だってJICAがあとひとつ込み入って調べてれば
派遣されなかったのでは?と思うくらいだよ。

りんさま

本当は、ものごとハード・ソフト・モラルの3つが必要。
モラルは既存の社会にあるものとして、
(もしくは宗教者とかのお仕事)
残りは現実は援助がハードに集中し過ぎだと思います。

まあハードって見ててわかりやすいし、
自分たちじゃ如何ともしにくいところだから
上や外に求めるのは仕方が無いことかも。

でも、ソフトだってもハードと同じくらい大切。
村落って職種はソフト面の仕事が主だと思います。
「ソフトでこんなに変わるんだ」って
帰るころには住民に思ってもらえるように頑張ろうぜい。

JICAも、少なくともうちの場合は説明しているはず。
JICAがソフト面ですよーって言っても、
要請先はsiとかyaとか言いながら、
頭の中ではハードでいっぱいだと思う。
そもそも要請先がハードしか想像できない、
ソフト面がどういうものかわからないんだと思います。

まあ、これは俺らだって実は正改さんとかの話を聞くまで
そんなに具体的に想像できてなかったとも思います。

まあ、活動で示していきましょうや。

No title

物と人の支援が”長期的にも続けば”かなり効果的な支援になるんですよね~

ベネでも看護隊員がまとまって草の根を使って、農村診療用の車を購入するプロジェクトを支援しました。
日本の役所の制度なので笑、実際お金が届くまでに1年くらいかかることもしばしばです。
もし利用する場合は、その辺も考慮しておくといいかも。。


ちなみに、そのプロジェクトでは、
お金が車で時間がかかりすぎて、当初予定していた車の値段が3倍近くになってしまい買えず、、、違うことに勝手にお金を使おうとされたりして、、、なかなか大変な状況になっています。
時間がかかりすぎたので隊員が任期延長していますが、結局間に合わず、後任がきたので後任に託されていくことになりました。

それにしてもベネの物価上昇は激しい・・・

べねよりさん

「草の根」って使い方によってはかなりの効果ですが、
使い道間違えると、時間の浪費、労力の浪費、
相手方の援助慣れ等々、でっかいリスク背負うことになりますよね。

うちの配属先は…って考えると、簡単には申請できないですね。
来年選挙があって、配属先ごと変わっちゃいますし…。

ベネ、インフレですか~。
ペルーも80年代に経験しています。
ものすごかったそうですよ。
その恐怖から未だに米ドルで貯金持つ人が多いです。
プロフィール

Ernesto

Author:Ernesto
――――――――――――

「世界の子供たちに笑顔を」

これが私のライフワーク。

メール:
purosunao#yahoo.co.jp
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